有名ブランド大事典

 
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ショパール(CHOPARD)

フルーリエのジュエラーにしてマニュファクチュール

設立年度:1860年

創業者:ルイ・ユリス・ショパール



ショパールはジュエラーの性格が強いブランドで、時計であってもレディスモデルのハッピーダイアモンドコレクションなどの宝飾時計が日本では良く知られていました。
しかし、その生い立ちを見ると、本格的な時計ブランドであり、1860年にルイ・ユリス・ショパール氏が工房をスイス・ソンヴィエに立ち上げた際には、高精度なクロノメーター・ポケットウォッチを製造する工場でした。

創業100年を超えた1963年に、ショパールは創業家のショパール家から、ドイツのショイフレ家へと経営が移ります。
創業者の孫であるポール・アンドレは優れた経営者でしたが、そのふたりの息子はいずれも会社経営を任せる意志が無く、ドイツのフォルツハイムでジュエリーとジュエリーウォッチを作っていたカール・ショイフレへと会社を売却下のです。
その後、会社自体はスイスのジュネーブ、製造はジュネーブとフォルツハイムとなり、さらに1996年にはフルーリエでマニュファクチュールとして復活します。

機械式腕時計の世界において、マニュファクチュールとはムーブメントの設計、製造から完成品の製造までを自社で一貫して行うブランドを指し、早い時期から分業制が当たり前で有ったスイスの時計産業では珍しい存在でした。
現在では、多くのブランドがマニュファクチュール化を成し遂げつつあり、それほど珍しい存在では有りませんが、96年当時は大きな開発コストを必要とする自社製のムーブメントに取り組むショパールは珍しい存在でした。

このとき、ショパールが開発したムーブメント「L.U.C.1.96」は、クロノメーターであるのはもちろん、ジュネーブシールも取得しているという優れたもので、珍しいマイクロローターを採用したものです。
その後も、L.U.Cシリーズは発展を見せ、手巻きで約9日間ものロングパワーリザーブを実現した4重香箱の1.98、トノータイプのマイクロローターキャリバー3.97など、多くのムーブメントを製造出来るだけの力を身につけています。

ショパールのヨーロッパに於ける代表的なモデルは、こうした自社製ムーブメントを搭載した紳士物ですが、そのほかに婦人物のヒット作として、風防内にハート形のダイアモンドをあしらったハッピーダイアモンドです。
ハッピーダイアモンドは、宝飾時計としてのショパールを代表するモデルで、76年発表で多くのデザイン賞を受賞した名作です。

また、新しい生産拠点のフルーリエでショパールは、同地の時計ブランドである、パルミジャーニ・フルーリエ、ボヴェと共同でカリテフルーリエという規格を立ち上げるなど、積極的な活動を行っています。

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