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エミリオ プッチ(EMILIO PUCCI)

独特な色彩が魅力のイタリアブランド

設立年度:1947年

創業者:エミリオ プッチ



エミリオ プッチは、1914年にイタリアのナポリ生まれ。フィレンツェの侯爵家の家系の出で、ミラノ大学に通った後、アメリカ・ジョージア州のアセンズの大学、オレゴン州ポートランドのリード・カレッジに学んだ経歴の持ち主です。
しかし、そうした学歴よりも高校時代にはオリンピックのスキーチームの選手に選ばれるほどのスポーツマンで、自身でデザインしたスキーウェアを着ていたそうです。
大戦中は空軍のパイロットを経験し、戦後は政治家としてイタリア議会に10年間も在籍しています。

エミリオ プッチは、1947年に高校時代にデザインしたスキーウェアをアメリカの雑誌『ハーパース・バザー』に掲載し、それが人気を博して、以後は同誌から女性用の冬服を依頼されて、ニューヨークで売り出されブランドの基礎を築きます。
彼のデザインは、鮮明なプリント柄と大胆な図柄や色を使った通称「プッチ柄」が特徴であり、これは50年代、60年代を通して、アメリカを中心に世界中のセレブに愛されました。
プリントの王子(Prince of Prints)の異名をとり、この頃のハリウッドスター達の古い映像を見ていると、リゾート地で派手な柄のワンピースなどを着ていますが、これはプッチの仕事か、彼の影響を受けたデザイナーの仕事です。

ブランドは、エミリオの死後、娘のラウドミア・プッチが手がけ、現在はLVMHグループに参加しています。

エミリオ プッチの特徴である大胆で派手な色彩は、衣服に用いるには、流石に現代の感覚ではちょっとついていけず、衣服はもう少し大人し目になっていますが、プッチらしさは失われている訳では無く、リゾート地で着るワンピースには似合いそう。

また、鞄や革小物、ネクタイなどの小物には、この派手さがちょうど良く、むしろプッチ柄はハンドバッグの方にこそ残っていると言えましょう。
60年代後期のサイケ調は今の時代には懐古趣味以外では取り上げられる事は無くなっていますが、プッチ柄は軽薄さとはギリギリのところで一線を画し、エレガンスを表現していて、それが現代でも生き残っている理由なのかも知れません。

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