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モーリスラクロア(Maurice Lacroix)

スイス屈指のマニュファクチュール

設立年度:1975年

創業者:――



モーリスラクロアは現在ではスイスでも屈指のマニュファクチュールとして活躍している時計ブランドです。
その設立は1975年という若いブランドなのですが、親会社であるデスコ・ド・シュルテス社はスイス・ジュラ山脈で高級時計ブランドの為にダイアル、ケース、ムーブメントなどを製造してきた実力派です。
スイスの時計産業はその設立当初より分業化が進んでおり、完成品のブランドとして名前は出てこないものの、すぐれた技術力を持つメーカーがたくさんありました(現在は統合が進んできて、数少なくなってきていますが)。

ラクロアの主体となったデスコ・ド・シュルテス社もそうした一つであり、1961年よりセイネレジェに時計工房を設立して様々な顧客ブランドのプライベートレーベルの生産を行っていました。今で言うOEMですね。有名な高級時計店ブッフェラーが販売するオリジナルウォッチも手がけたそうです。
1975年にオーストリアにて、モーリスラクロア ブランドとして最初のモデルを発表。ここからブランドの歴史は始まります。

現在のモーリスラクロアはメインファクトリーの他、スイスの腕時計ブランドでもひじょうに珍しいケース工場を持っていること。
モーリスラクロアの製品の内容を見ると、価格的には数倍する高級メゾン並であり、確かに実売で20万円代後半から始まり、100万円オーバーの製品も少なくはないのですが、コストパフォーマンスは極めて高く、それが支持をされて現在では年間15万個もの時計を出荷しているそうです。

コレクションには限定品とコレクターズモデルであるミュージアムコレクションが別格として存在して、そのほかにアッパークラスのマスターピースコレクションと、ボリュームゾーンのポントスコレクションがあります。

ミュージアムコレクションは、往年の名作ムーブメントを搭載していて、ビーナス188やバルジュー23など、アンティーク時計ファンならば思わず舌なめずりをするようなムーブを丁寧に組み込んであり、とても魅力的。

マスターピースコレクションもコレクターズキャリバーやオールドムーブをブラッシュアップ、或いはコンプリケーション化して搭載しており、デザインは古典を現代の感性で再解釈した上品なもの。
ケースはいくつかの大きさのラウンド、トノー、レクタンギュラーなどで、豊富に用意されています。

ポントスはやはり古典的なデザインを元にしており、ラウンドを中心にレクタンギュラーも用意されます。
コンプリケーションは無いものの、オフセンターダイアルのモデルがあったりと、なかなかにぎやか。
単純な三針式ならば20万円台ぐらいから購入可能で、価格以上の細部の造り込みを堪能出来ます。

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